Sake Brew Master's blog

28歳 蔵元杜氏の日本酒ブログ

新年(?)の抱負

どうも。B.Cです。

新年あけましておめでとうございます。

今年も日本酒の啓蒙活動をひっそりと行っていきますので、よろしくお願い致します!

 

・・・ええ。

わかっていますよ。

今日は1月最終日、平成最後の1月31日でもあります。

しかし、本投稿が2019年一発目のブログ更新ということで、新年のご挨拶をさせて頂きました!笑

間違いなく私が新年の挨拶の殿でしょうね・・・

現在22時。

はてなブログ様から1ヶ月更新してねーぞ!、とお達しが届いたので就寝前にパソコンに向かっています。

 

日本酒の素晴らしさを広めるために昨年から書き始めた当ブログですが、当初は「毎週更新!」、造りが始まってからは「酒造りの裏側を記事に!」などと息巻いていましたが、なかなか難しいものですね・・・

毎日更新なさっているブロガーさんは本当にすごいです。笑

 

 

さて、タイトルの新年・・・今年の抱負ですが、

 

①全国新酒鑑評会で金賞を獲る

②酒造りはもちろんのこと営業も頑張る

③もうちょっとブログ更新を頑張る

 

以上の3つを今年の抱負として残りの11ヶ月を全力で駆け抜けていきます。

 

日本酒の素晴らしさを分かり易くお伝えできるよう頑張っていきますので、今後ともよろしくお願い致します。

 

 

楽しい日本酒ライフを!

 

 

B.C

大晦日

どうも。B.Cです。

いよいよ2018年も残すところ数時間となりましたね。

 

11月から始まった弊社の「平成最後の造り」はまだまだ半ばに差し掛かったところですが、年を跨ぐということで、簡単ではございますが2018年の酒造りを振り返っていこうと思います。

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酒林(杉玉)

 

今期の酒造りは暖冬ということで、11月~12月上旬は蒸米の冷却や醪の温度コントロールが大変でしたが、12月後半から気温も下がってきて、やっと酒造りがしやすい気候になってきました。

今年の夏は猛暑日が続いたことから、お米が溶けにくいことが予想されましたが、ふたを開けてみると、例年通りの溶け具合で醪のコントロールがしやすいと感じています。

お米の溶け易さは気候によって変化するのですが、この話題は後々取り上げようと思います。

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12月の後半に初搾りを迎え、新酒も発売することができ、弊社の新酒をお待ちいただいているお客様にお届けすることが出来ました。

 

弊社の新酒は伝統的な搾り機である槽(フネ)を使用して搾ります。

酒袋に10Lほどの醪を詰めて船のような枠に積み上げていきます。

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醪の入った酒袋

最初は醪が入った酒袋の自重で搾られていきます。

徐々に上から圧力をかけていき、1~2回酒袋を積み替えながら搾っていきます。

酒袋1枚1枚に醪を入れていくことや、酒袋を積み替えることなど手間が多くかかりますが、槽で搾ったお酒は綺麗な酒になると感じます。(あくまでも私の主観です。)

ちなみに現在はヤブタ式というアコーディオンのような横から圧力をかける搾り機が主流になっています。

 

1月からは吟醸の仕込みが始まりますが、2019年も気合を入れて美味しいお酒が造れるように頑張っていこうと思います。

 

このブログを書き終えたら、自分で造った新酒を飲みながら年を越したいと思います。

新年早々、明日も仕込みがあるので私は程々にしておきますが、皆さまは美味しいお酒をたくさん飲んで楽しんで下さい!

くれぐれも、飲み過ぎにはご注意下さいね!

 

それでは酔いお年をお迎えください!

 

2019年も楽しい日本酒ライフを!

 

B.C

 

平成最後の酒造りがスタートしました

 

どうも。B.Cです。

 

久しぶりのブログ更新となります。

12月も半ばに差し掛かり年の瀬が近づいてきていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

弊社は11月15日から蔵入りし、いよいよ「平成最後の酒造り」がスタートしました。

 

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弊社の仕込み水。これぞ水色。

酒蔵あるあるだと思いますが、普段の生活から酒造りの生活リズムに身体が慣れるまでの蔵入り1ヶ月目が本当に大変です。

酒造りでは30kgの米袋を担いだり、30℃~45℃の部屋で製麹(せいきく・せいぎく)【麹を造ること】作業をしたりなど、営業やデスクワークなどで鈍っていた身体が悲鳴をあげています…

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酛用の総ハゼの麹

 

しかし、大変な分嬉しいこともあり、鈍りきっていた身体が少しずつ引き締まってきて2kg痩せることができました。笑

身体が慣れてくると体重の減少もなくなってしまうのですがね…

 

さて、酒造り中のブログでは、なるべく酒造りの作業やちょっとした裏話などをお伝えできる記事を書いていきたいと思うので、今後の更新をお楽しみに!!

ちなみに私のTwitterアカウントでは毎日ちょこちょこと作業内容を写真や動画と共に呟いているので、フォローして頂けると楽しめるかと思います。

 

それでは楽しい日本酒ライフを!!

 

 

B.C

「酒造りの神様」農口尚彦氏が杜氏を務める農口尚彦研究所

 

どうもB.Cです。

 

今回は「酒造りの神様」と称される農口尚彦氏が杜氏を務める農口尚彦研究所の見学に行ってきたので、簡単にご報告したいと思います。

 

目次

 

 

 

農口尚彦杜氏

 

日本酒好きの人なら、この名をご存知の方も多いかと思います。

能登杜氏四天王」や「現代の名工」など様々な肩書を持ち、「酒造りの神様」とも称される伝説の杜氏です。

 

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農口杜氏 農口尚彦研究所公式サイトより

農口杜氏は70年もの酒造りのキャリアを持ち、連続12回全国新酒鑑評会金賞受賞を含む通算24回金賞受賞という輝かしい実績を誇り、85歳になった今もなお最前線で酒造りをなさっている正しく生ける伝説です。

 

 

農口尚彦研究所

 

現在85歳になられた農口杜氏ですが、金沢市から車で30分ほどの小松市の農口尚彦研究所にて酒造りをなさっています。

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農口尚彦研究所

農口尚彦研究所は農口杜氏の酒造りにおける匠の技術・精神・生き様を研究し、次世代に継承することをコンセプトとし、夢や情熱を持った若者と共に酒造りをしたいという、農口杜氏の熱い想いを受け止めて設立されました。

 

 

酒造りに最適な環境

 

農口尚彦研究所の周りは自然に囲まれており、綺麗で豊富な水量を誇る水源があります。

蔵の近くには西尾の雪解け水が流れる郷谷川と「こいの滝登り」で有名な十二ケ滝があり、酒造りには最高の環境です。 

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蔵近くの十二ヶ滝

 

 

蔵内の様子

 

農口酒造研究所は昨年醸造を開始した新しい蔵ですので、蔵内は最新の設備が導入されていますが、もちろん全量手造りです。

随所に農口杜氏のこだわりを感じました。

 

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仕込み蔵 壁には農口杜氏が描かれています。

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ため息が漏れるような酒を造りたい

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発酵中の醪 青リンゴのような上品な香り

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農口杜氏の麹 かなり強い麹です。

 


 

試飲ルーム「杜庵(とうあん)」

 

試飲ルーム「杜庵(とうあん)」は茶室をイメージした造りで、窓越しに田園風景を眺望しながら農口杜氏が造った至極のお酒を味わうことが出来ます。 

料金は酒蔵の見学とセットで5400円、所要時間は約90分となっています。

 

しかし、今回私は車で一人でお伺いしたので杜庵で農口杜氏の酒を楽しむことは出来ませんでした…泣

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試飲ルーム 杜庵

※杜庵の写真は予約サイトOpenTableさんより引用させて頂きました。

 

 

農口杜氏との会談

 

酒造りでお忙しい中、農口杜氏と30分ほどお話をさせて頂きました。

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農口杜氏 杜氏部屋にて

農口杜氏の十八番である山廃造りのことや、これからの日本酒の在り方など様々なお話をすることができました。

酒造りに関する技術的な質問にもお答えいただき、本当に勉強になりました。

これからの日本酒はドンドン世界に打って出ないといけないということや、私のような若い人が美味しい酒を造り、日本酒を盛り上げていかないとダメだよとエールも頂き、日本酒を盛り上げていけるよう頑張ろうと決意を新たにしました。

 

 

まとめ

 

農口酒造研究所では「酒造りの神様」と称される農口杜氏の生き様や酒造りのすべてを知ることが出来るといっても過言ではありません。

ぜひ農口酒造研究所に足を運んで農口杜氏の至極の酒を楽しんで下さい!

  

それでは楽しい日本酒ライフを!

 

 

B.C

日本酒が人の繋がりを醸す映画「恋のしずく」

 

どうもB.Cです。

 

今回は10月20日(土)に全国公開された酒造りの映画「恋のしずく」をご紹介致します。

ちなみに私は撮影地・西条で10月13日に先行上映されたものを一足先に鑑賞してきました!

皆さんにも是非観ていただきたい作品ですので、「恋のしずく」の魅力や見どころをネタバレしない範囲でご紹介致します!

 

 

目次

 

 

 

恋のしずく

 

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恋のしずく 公式HPより

恋のしずくは3大銘醸地の一つとして称される広島県 東広島市 西条を舞台に、日本酒造りの奥深さや、蔵を取り巻く人と人の繋がりを描いた心温まる作品です。

10月20日(土)から全国で上映されています。

なお撮影地である広島では10月13日(土)から全国に先駆けて先行上映されています。

作品を手掛けるのは「ラーメン侍」「カラアゲ★USA」で有名な瀬木直貴監督です。

 

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先行上映された撮影地 西条の映画館の様子

 

あらすじ

 

東京の農大でワインソムリエを目指す“日本酒嫌い”のリケジョ・橘詩織(川栄李奈)の実習先は、意に反して東広島・西条の日本酒の酒蔵に決まってしまった。酒蔵での実習を終えないと単位が取得できず、夢のワインの本場フランスでの海外留学への道も閉ざされてしまう。渋々実習先の乃神酒造へ訪れた詩織だったが、今年は実習生の受け入れ予定はないと言われてしまう。実は、蔵元(大杉漣)が受け入れを断ったにも関わらず、息子である莞爾(小野塚勇人)が父親への反抗心から勝手に進めていたのだった。絶対に単位が欲しい詩織は食い下がる。農家の娘美咲(宮地真緒)の助けもあり、なんとか杜氏の坪島(小市慢太郎)から蔵に来るように言われ、酒蔵で修行に近い「実習」が始まる。人々との出会いや日本酒造りを通じて、今までにない喜びを見出す詩織。そんな時、蔵元の体調が急変し、思わぬ転機が訪れる。詩織は好きになった日本酒、西条の街や人々、そして思いがけず抱いた莞爾へのほのかな思いをどう決断していくのかー。

                          公式HPより引用

 

 

超本格的な酒造りのシーン

 

酒造りのシーンは現広島県酒造組合会長であり、朝ドラ「マッサン」のモデルとなった竹鶴酒造の杜氏である石川達也さんが監修しました。

「酒造関係者が観てもおかしいところがないようにしたい」という監督の要望もあり、酒造りのシーンには細部までこだわっています。

実際、現役で酒造りを行っている私が観ても、しっかりと本格的な酒造りを行っており、かなり良い出来栄えです!

 

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麹造りのシーン 公式HPより

ちょっとした裏話ですが、作中で※ひねり餅を作るシーンで石川杜氏が「手だけ」出演していらっしゃいます。

ひねり餅を作るのも杜氏としての技術の一つですので、本格的な酒造りを再現するために石川杜氏が実演したそうです。

日本酒業界でも指折りの杜氏である石川杜氏の「技」も見所の一つとなっています。

 

※ひねり餅とは、蒸米の蒸し加減をチェックするために作る、アツアツの蒸米を餅状にねったものです。

ひねり餅を作る際に蒸米の硬さや弾力、手触りをチェックし、蒸し加減を確認します。

耳たぶより少し硬いくらいがベストな蒸し加減と言われています。

 

 

日本酒の様々な飲み方

 

日本酒は冷酒、冷(常温)、お燗と様々な温度帯で楽しむことができ、温度によってそれぞれ全く違う香りや味わいを魅せてくれます。

また、お猪口やワイングラスなどの酒器の違いによっても、香りや味わいの変化を楽しむことができます。

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乃神酒造の「鯉幟」。詩織は日本酒の魅力に気が付きます。 公式HPより

日本酒には日本食はもちろんのこと、洋食、フレンチ、イタリアン、中華料理まで何にでも合わせることが出来るお酒だということを学ぶことが出来ます。

詳しくは映画内で、俳優陣がしっかりと説明してくれるので、「恋のしずく」をご覧ください!!

 

 

酒蔵での実習

 

川栄李奈さんが演じる橘詩織は日本農業大学という架空の大学に通っています。

私が知る限り、日本で酒蔵での実習を行っている大学は東京農業大学醸造科学科のみですので、農大がモチーフになっていることが考えられます。

エンドロールにも東京農大の名があります。

しかし、映画内での大学のシーンの撮影は広島大学で行われたようです・・・

 

ちなみにちょっとした裏話ですが、この酒蔵での実習ですが、作中では必修科目のような位置づけですが、実際には選択科目だったりします。

さらに、実習を受け入れてもらえる酒蔵には二人か三人一組でお世話になることになっています。

 

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蔵元と橘詩織 公式HPより

 

大杉漣さんの遺作

 

恋のしずくは2018年2月にお亡くなりになった名優、大杉漣さんの遺作となっています。

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大杉漣さん 公式HPより

大杉漣さんは撮影の合間によく散歩に出かけていました。

監督は内心「きっと何か理由があるのだろう」と思っていたそうです。

出番を終えられて地元の支援者さんたちとBBQをした際に思い切ってたずねたところ、大杉さんは「輝義(蔵元)という人間は、この街で生まれ育って、65年間、何を見て、どんな空気を吸って生きてきたのかと思ってね。散歩して、それが芝居にどう役立ったかはわからないけど」と答えたそうです。

数多くの現場を経験してもなお、真摯にひとつの役に向き合う。

この積み重ねこそが名優と称される所以なのです。

私も年間数多くの日本酒の仕込みを行います。

仕事は違えど、大杉漣さんのように、仕込み一本一本に真摯に向き合うことを重ね、いつかは名杜氏と呼ばれるよう努力します。

 

 

まとめ

 

簡単ではありましたが、映画「恋のしずく」の紹介をさせていただきました。

この映画には日本文化が誇る魅力と、人と人の繋がりが醸す力がギュッと詰まっています。

日本酒好きはもちろんのこと、日本酒が苦手な人でも主人公・橘詩織が日本酒の魅力に気付き、恋していったように、「日本酒」の素晴らしさを知って頂ける作品です。

映画館で造り手の「情熱」と「魂」を感じて下さい。

 

「酒造りは命を育む仕事なんじゃ」

 

それでは楽しい日本酒ライフを!

 

 

 

B.C

日本一の日本酒イベント 西条酒まつりレポート

 

どうもB.Cです。

最近は朝晩が寒く、燗酒が美味しい季節になってきましたね!

蔵のお酒も秋上がりして味が乗ってきており、各地で日本酒のイベントが催されていますね!

 

私も今月の6、7日に広島の西条で開催された西条酒まつりに参加してきました。

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 酒まつりでは美味しいお酒ばかりでしたが、今回はその中でも特に美味しかった酒をご紹介したいと思います。

 

 

 目次

 

 

西条酒まつりとは

 

西条酒まつりは10月の第2週の土日に開催される、日本一の規模の日本酒イベントです。

西条酒まつりについてはこちらの記事をお読みください。 

 

 

 

今年は台風の影響で1日目の野外イベントが中止となってしまいました・・・

しかし、それでも初日に5万人、2日目で12万人が西条酒まつりに訪れました。

台風なんて何のその!呑んべえは止められません!笑

もちろん私も2日間参加してきました! 

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生憎の曇り空ですが辺り一面人、人、人!

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解放された蔵の中もお客さんで溢れかえっています。

 

賀茂鶴  天凛

 

こちらが賀茂鶴酒造さんの天凛です。

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加茂鶴 天凛

なんと一升瓶で3万円也。

酒まつりではグラス1杯1000円で飲めるということで、会場に着くなり真っ先に飲みに行きました。

 

天凛は大吟醸の斗瓶取り10年熟成酒と、その年の大吟醸斗瓶取りをミックスしたブレンド酒です。

10年古酒がブレンドされているとは言っても、氷温で貯蔵されているので、古酒独特のカラメル香や着色は全くありません。

 

新酒らしい青リンゴを思わせるフレッシュな香りと、低温長期熟成が齎す絹のような滑らかな舌触りが共存しています。

これまでに数え切れないほどの日本酒を口にしてきましたが、ここまでの完成度の酒には滅多に出会うことができません。

さすが賀茂鶴酒造さんです。恐れ入りました。

 

なかなか手が出ない価格帯のお酒ではありますが、間違いなく価格以上の感動を味わうことが出来ます。

人生の節目やお祝いのお酒として「賀茂鶴 天凛」いかがでしょうか。

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普段は手が届かない酒も酒まつりならグラスで飲めます。

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西条が舞台の映画「恋のしずく」のブースもあります。


 

日本酒の研究者が本気を出して造った大吟醸

 

こちらは独立行政法人 酒類総合研究所が造ったお酒です。

その名も研究所のお酒。

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研究所のお酒

独立行政法人 酒類総合研究所についてはこちらの記事をお読み下さい。  

 

 

酒類総研ではその年の米の性質調査や新たな酵母の試験醸造新技術の試行などのために毎年日本酒を製造しています。

 

この研究所の酒はその研究の一環として造られたお酒です。

基本的に一般に出回ることはないため、存在すら知られていません。

 

はぐれメタルのように、超レアなお酒です。笑

飲むことが出来るとしたら、酒まつりなどの日本酒のイベントの際に、酒類総研がブースを出している時に限られます。

  

香りは青リンゴを思わせるカプロン酸エチルが綺麗に出ています。

口に含むと、程よい甘みと、山田錦特有のうま味がゆっくりと広がります。

勿体無いですが利き酒用ということでしたので、飲み込むことなく、吐器に吐き出すと、ほんのり心地よい苦味が後味を閉め、スッキリとキレました。

 

日夜、日本酒の最先端の研究をしているだけあって、流石の出来でした。

 

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酒類総研のブース

酒類総研のブースでは研究所のお酒の利き酒の他にも、日本酒の香りサンプルや研究所で造られた麹をルーペで観察できたりなど、日本酒を科学的な面から知ることが出来ます。

また、研究員の先生方もブースに立っており、利き酒のやり方をレクチャーしたり、熱心なお酒好きの質問に答えたりしていました。

 

大きな日本酒のイベントにはブースを出している事が多いので、イベントに参加する際は酒類総研のブースを探してみて下さい。

研究所のお酒を飲む事が出来るかもしれませんよ!

 

 

まとめ

 

今回は西条酒まつりで飲んだお酒の中でも、特に印象に残ったお酒を紹介してみました。

 

西条酒まつりでは、普段はなかなか飲む事が出来ないお酒も飲む事が出来るため、そういったレアなお酒を目的に参加するのも良いかと思います。

 

次はまた来年の10月になりますが、気長に待ちましょう!笑

 

 

それでは楽しい日本酒ライフを!

 

 

 

B.C

日本で唯一の酒類専門の公的研究機関 酒類総合研究所

 

どうも。B.Cです。

今回は日本で唯一の酒類専門の公的研究機関 酒類総合研究所について簡単に紹介したいと思います。

 

酒類総合研究所は業界人向けの業務が多いと思われがちですが、お酒の魅力を発信するために日本酒イベントや各種酒類行事への参加や、様々な広報活動も行っています。

本投稿では一般の方でも楽しめる酒類総合研究所の活動についてご紹介いたします!

 

 

独立行政法人 酒類総合研究所

 

独立行政法人 酒類総合研究所は酒都 西条で有名な東広島市に日本で唯一の酒類専門の公的研究機関として所在しています。

業界では酒総研(さけそうけん しゅそうけん)や酒類総研(しゅるいそうけん)などと略して呼ばれています。(私は酒類総研派です笑)

1904年に設立された大蔵省醸造試験所が起源で、現在は財務省所管となっています。

前身の醸造試験所は現在の東京都北区滝野川に設立されましたが、1995年に「国の行政機関等の移転について」が閣議決定されたことによって東広島市に移転しました。

2001年に独立行政法人化し、現在に至ります。

 

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酒類総合研究所

 

主な業務

 

  • 酒類の高度な分析及び鑑定
  • 鑑評会開催などの酒類の品質評価
  • 酒類及び酒類業に関する研究及び調査
  • 保有特許や研究等の成果の普及及び見学者や海外研究者の受入
  • 情報の収集、整理及び提供
  • 製造業者や流通業者への講習

   灘の酒 用語集から引用

 

 

広報活動

 

各種イベントへの参加

酒類総合研究所は日本酒フェアをはじめ、様々なお酒のイベントに参加し、お酒の啓蒙活動を行っています。

ちなみに、10月6日(土)、7日(日)に開催される日本一の日本酒イベントである西条 酒まつりにも出展予定です。

sake-brewer.hatenablog.com

 

西条 酒まつりの出展ではパネルの展示や大吟醸本醸造の唎酒を行うようです。

詳しい出展内容はこちらから

唎酒の大吟醸本醸造ですが、なんと研究所で造られたお酒です。

日夜、日本酒の研究に明け暮れている酒類総合研究所が本気を出して造ったお酒です。

なかなか飲める機会はないので、酒まつりに行かれた際はぜひ立ち寄ってみて下さい。

 

情報誌 お酒のはなし

酒類総合研究所は様々なお酒の特徴や製造法、歴史をわかりやすくまとめた情報誌「お酒のはなし」を発行しています。

國酒である日本酒や焼酎だけでなく、ビール、ワイン、ウィスキーetc.と、あらゆるお酒について提供されています。

国内外から情報取集し、写真やイラストを多く取り入れ、分かり易いようにまとめられています。

英語版も用意されているので、外国人の方にお酒の説明をする時にも使えますよ!

「お酒のはなし」は日本酒のイベントなどで酒類総合研究がブースを出展する際や酒類関連の施設で配布されています。

また、酒類総合研究所のHPでPDF化されており、自由に閲覧することができます。

酒類総合研究所 お酒の情報

 

広報誌 エヌリブ

酒類総合研究所では研究結果や酒類についての情報を広く分かり易く解説した広報誌を年2回発行しています。

様々なお酒の豆知識から本格的な研究内容まで、お酒好きなら楽しめること間違いなしですので、是非読んでみて下さい。

また、今後取り上げて欲しいテーマや意見、要望などのアンケートも募集しているので、お酒について気になることや知りたいことを記入して送れば、次号で解説してもらえるかもしれませんね!

「エヌリブ」も日本酒のイベントなどで酒類総合研究がブースを出展する際や酒類関連の施設で配布されています。

さらに、バックナンバー酒類総合研究所のHPでPDF化されており、自由に閲覧することができます。

酒類総合研究所 お酒の情報

 

醸造に学ぼう 発見!微生物の力

醸造に学ぼう 発見!微生物の力」は子供(小学校高学年)から大人までの幅広い方々を対象とした、日本の食文化に深く関わる「醸造」や「発酵」の科学について興味を持ってもらうために酒類総合研究所が作成した冊子です。

発酵のメカニズムについてとても分かり易く解説されているので、お子さんに発酵の英才教育をしてあげて下さい!

こちらも酒類総合研究所のHPから閲覧することが出来ます。

酒類総合研究所 お酒の情報

著作権等の問題があるので、取扱いには注意してください。

 

 

施設見学

 

あまり知られていませんが、酒類総合研究所10名以上の団体で、1週間前までの予約があれば、一般の方でも研究所の酒類製造実験棟を見学できます。

酒都 西条からも近いので、酒蔵通りの観光のついでに施設見学をしてみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

 

今回は日本で唯一の酒類専門の公的研究機関 酒類総合研究所の紹介をしてみましたがいかがだったでしょうか。

酒類総合研究所は研究や全国新酒鑑評会の開催が業務のほとんどを占めると思われがちですが、日夜お酒の啓蒙活動も行っているのです。

大きな日本酒イベントにはブースを出展していることが多いので、ぜひ立ち寄ってみて下さい。

お酒に関する疑問や質問があれば何でも正確に分かり易く答えてもらえると思いますよ!

 

それでは楽しい日本酒ライフを!

 

 

 

B.C