Sake Brew Master's blog

28歳 蔵元杜氏の日本酒ブログ

プロが教える日本酒の美味しい飲み方 その2

どうも。B.Cです。

 

今回は「日本酒の美味しい飲み方」シリーズの第2弾を解説していこうと思います。

日本酒初心者の方は必見です!日本酒を飲みなれている方も、新しい発見があると思いますので、ぜひ読んで頂けたらと思います!

 

おさらいになりますが、日本酒を美味しく飲む重要なポイントは以下の3点です!

 

  • 和らぎ水と一緒に飲む
  • 料理一緒に飲む
  • 様々な温度帯で楽しむ

 

それでは、本投稿では 料理と一緒に楽しむ について解説していきたいと思います!

 

 

空腹の状態での飲酒は避けよう 

 

「本当の酒飲みは、酒を飲むときには何も食べないものだ。」と言われることもあります。

しかし、空腹の状態(すきっ腹ってやつですね)で酒類を飲んでしまうと、アルコール分が胃腸粘膜から急激に吸収され、とても酔いが回りやすくなってしまいます。

そして何より、アルコールが胃腸粘膜にダイレクトに伝わることによって、ダメージを与えてしまうため胃の負担が増えてしまいます。

料理と一緒にお酒を飲むことで、アルコールの胃腸からの吸収を遅らせ、肝臓でのアルコールの分解をスムーズに行うことができます。

ですから、日本酒のみならずお酒を飲む際は、必ず料理やおつまみを用意して、胃腸に負担がかかりすぎないようにしてくださいね。

 

日本酒は料理と一緒に飲んでこそ真価を発揮する

 

 皆さんは日本酒は何から造られているかご存知でしょうか?

 

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洗米の様子

 

日本酒はお米、すなわち“ごはん”から造られています。

ごはんって本当に偉大な食べ物だと思いませんか?

ごはんは何にでも合います。和食はもちろんのこと、洋食から中華料理まで合わせる料理を選びません。

これにはお米の持つ“旨味”が関係しています。

 

旨味とは

日本では昔から昆布にはおいしさの成分が含まれていることが知られており、昆布が料理に使用されてきました。1908年に旧東京帝国大学池田博士が昆布だしから「グルタミン酸」を抽出することに成功し、そのグルタミン酸の味わいを「旨味」と命名しました。

その「旨味」には相乗効果があります。

和食には昆布、鰹節、椎茸のだしを合わせた“合わせだし”を使用します。

昆布の旨味成分である「グルタミン酸」や鰹節の「イノシン酸」、椎茸の「グアニル酸」はひとつずつでも美味しく感じますが、他の旨味成分と一緒にするとひとつだけの時より旨味を数倍も強く感じられることが科学的に証明されています。

これを「旨味の相乗効果」と呼びます。

 

すなわち、ごはんが何にでも合う理由は、ごはん(お米)に含有する旨味成分(=アミノ酸)と料理の旨味成分が合わさることで、旨味の相乗効果を発揮しているからなのです。

 

お米の旨味を引き出した日本酒は、ごはんのようにどのような料理でも幅広く受け止めることができ、料理とお互いの旨味が合わさることによって、相乗効果を生み出すことが出来るのです。

 

日本酒がどんな料理にも合わせやすいということは、科学的にも証明されている

 

 

旨味成分とは簡単に説明するとアミノ酸のことを示すのですが、日本酒には他の酒類を圧倒するアミノ酸が含まれているのです。

おおよその数値になりますが、アミノ酸含有量の比率は以下の通りです。

ビール:1 ワイン:3 日本酒:

上記のように、日本酒には他の酒類を圧倒するアミノ酸(=旨味成分)が含まれています。

 

つまり、お米の旨味を引き出した日本酒には、どんな料理にでも合わせることができ、お互いを高めあうことができるというポテンシャルを持っているということなのです。

また、これは個人的な考えなのですが、日本酒にソムリエが存在しないのは、日本酒はどんな料理にでも合わせることが出来るため、料理とお酒をマッチングさせる必要がなかったからだと考えています。

あくまでも個人的な考えですので、違っていたらすみません!

 

まとめ 

 

ここまで読んで下さった皆様には日本酒は、和食はもちろんのことイタリアンやフレンチ、中華料理でも幅広く受け止め、お互いを高めあうことができる存在だということをご理解いただけたかと思います。

世界はどんどんグローバル化が進み、日本の誇る「和食」はユネスコ無形文化遺産にも登録され、世界のWASHOKUとして認知されており、和食にワインを合わせるといった、いわば文化と文化の国際交流が盛んに行われるようになりました。

日本酒もイタリアンやフレンチなど他国の食文化と一緒に楽しんでもらう機会が増えてほしいものです。

日本酒には間違いなく各国の食文化を受け止め、お互いに高めあうことが出来るポテンシャルを持っています。

私は料理によっては、日本酒の方が合うんじゃないかと感じることもあったりします。

現代の食卓においては、和食、洋風、中華風の料理がひとつの食卓に並ぶこともめずらしくないですから、ぜひこのブログをお読みになった日の晩酌は、日本酒で他国の食との文化の国際交流をしてみてください!

よろしく願いします!

 

 

B.C